『たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書』(技術評論社)にて、
紙面の都合で書けなかった詳細をこちらで解説します。
■変数の型一覧
断じて、覚えて使いこなす必要があるとは考えないでください。誰かが書いたプロシージャの中で出会った時に、調べて意味を把握すればいいものです。
・Integer( 整数型)
-32,768 ~ 32,767までの整数が入れられる。ビジネスの数字としては小さすぎますね。
・Long (長整数型)
-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647までの整数が入れられますが、これだって22億以上の数字なんて中小企業でもザラにある数字です。
・Currency (通貨型)
-922,337,203,685,477.5808 ~ 922,337,203,685,477.00までの数値が入れられる。
・Single (単精度浮動小数点数型)
要は小数点がついた数値を扱う時に使われる型です。
-3.402823E38 ~ -1.401298E-45(負の値)
1.401298E-45 ~ 3.402823E38(正の値)
・Double (倍精度浮動小数点数型)
Singleより桁数が大きな小数点がついた数値を入れるための型。
-1.79769313486232E308 ~ -4.94065645841247E-324(負の値)
4.94065645841247E-324 ~ 1.79769313486232E308(正の値)
・String (文字列型)
最大約20億文字まで
・Date (日付型)
西暦100 年1月1日~西暦9999年12月31日までの日付と時刻
・Boolean (ブール型)
真 (True) または偽 (False)
・Object (オブジェクト型 )
オブジェクト
・Variant (バリアント型)
すべてのデータが入ります。型指定を省略するとこの型指定をしたことになります。
これだけでいいのです。これを使うなという意見の根拠は、消費メモリが大きいため処理が遅くなるというものですが、最近の高性能のPCではその影響は実務効率になんら影響を与えるものではありません。
『たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書』執筆陣が自ら直接指導。
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