9_302VBA講座:様々な「ステートメント文」

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たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書

『たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書』(技術評論社)にて、
紙面の都合で書けなかった詳細をこちらで解説します。




■様々な「ステートメント文」

■フォルダの作成

 Mkdirステートメントを使います。Mkdir「フォルダ作成」を実行する単語だと訳します。
 いきなり先頭にMkdirと書いて、その半角スペースあとに詳細を書きます。

 

 【構文】
 Mkdir フォルダを作りたい場所\作りたいフォルダの名前


 (例)
 Mkdir ThisWorkbook.Path & "\" & "download"

【日本語訳】フォルダを作成。このブックが入っているフォルダの中の、「download」というフォルダ(を作る)。

 

■フォルダの削除

 RmDirステーメントを使います。RmDirは「フォルダ削除」を実行する単語だと訳します。

 

 【構文】
 RmDir 削除するフォルダの場所\削除するフォルダの名前


 (例)
 Rmdir ThisWorkbook.Path & "\" & "download"

【日本語訳】フォルダを削除。このブックが入っているフォルダの中の、「download」というフォルダ(を削除)。

 

 

■ファイルの削除

 Killからはじまるステーメントを使います。Killは「ファイル削除」を実行する単語だと訳します。

 

 【構文】
 Kill 削除するファイルの場所\削除するファイルの名前


 (例)
 Kill ThisWorkbook.Path & "\" & "data.xlsx"

【日本語訳】フォルダを削除。このブックが入っているフォルダの中の、「data.xlsx」というフォルダ(を削除)。

 

 

■ファイルのコピー

 FileCopyステーメントを使います。FileCopyは「ファイルのコピー」を実行する単語だと訳します。

 

 【構文】
 FileCopy コピーするファイルのPathと名前,コピーされたのファイルのパスと名前


 (例)
 FileCopy ThisWorkbook.Path & "\data.xlsx",ThisWorkbook.Path & "\data_2.xlsx"

【日本語訳】ファイルをコピー。このブックが入っているフォルダの中の「data.xlsx」というファイルをコピー、コピ―されたファイルの名前は「data_2.xlsx」にする。

 

 

■ファイル名の変更

 Nameステーメントを使います。

 

 【構文】
 Name 名前を変更したいファイルのパスと名前,変更後のファイルのパスと名前

 

 

 (例)
 「201601_請求データ.xlsx」というファイルの名前を「201602_請求データ.xlsx」に変更する操作の場合


  Name ThisWorkbook.Path & "\201601_請求データ.xlsx",ThisWorkbook.Path & "\201602_請求データ.xlsx"

【日本語訳】このブックが入っているフォルダの中の「201601_請求データ.xlsx」というファイルの名前を、「201602_請求データ.xlsx」に変更する。

 

 

■ファイルの移動

 ファイルの保存場所を変更するのにもNameステーメントを使います。ファイルの保存場所を示す文字列を変更することで、結果的にファイルが移動されることになります。
 
 (例)このブックが入っているフォルダの中の「data.xlsx」というファイルを、このブックが入っているフォルダの中の「処理済」フォルダの中に移動する場合


  Name ThisWorkbook.Path & "\data.xlsx",ThisWorkbook.Path & "\処理済\data.xlsx"



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