Excel(エクセル)セミナー・研修のすごい改善
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『たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書』(技術評論社)にて、紙面の都合で書けなかった詳細をこちらで解説します。
ヘルプの説明を参照しています。こうしてみると実にいろいろあるわけですが、普通使わないものも含まれていますので、最初からすべてマスターする必要はなくまずは一通り、こんなイベントの種類があるんだというのを概観しておけば結構です。
■ブック操作に関するイベント ・AddinUninstall
ブックのアドインとして組み込みを解除したときに発生します。アドインの組み込みを解除しても、ブックは自動的に閉じません。
・BeforeClose ブックを閉じる前に発生します。ブックが変更された場合、ユーザーに変更内容の保存を要求する前に、このイベントが発生します
※引数Cancel:イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、閉じる操作が停止し、ブックは開いたままとなります。
・BeforePrint ブックまたはその中に含まれる内容を印刷する前に発生します
※引数Cancel:イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても、ブックは印刷されません。
・BeforeSave ブックを保存する前に発生します
※引数SaveAsUi:True を設定すると、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが表示されます。Cancel: イベントが発生すると False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても、ブックは保存されません。
・Deactivate グラフまたはブックが非アクティブになったときに発生します。
・NewSheet 新しいシートをブックに作成したときに発生します
※引数Sh: 新しいシートが渡されます。Worksheet オブジェクトまたは Chart オブジェクトが渡されます。
・Open ブックを開いたときに発生します
・SheetActivate シートがアクティブになったときに発生します
※引数Sh: アクティブになったシートが渡されます。Chart オブジェクトまたは Worksheet オブジェクトが渡されます。
・SheetBeforeDoubleClick 既定のダブルクリックの操作の前に、ワークシートをダブルクリックしたときに発生します。グラフ シートの場合、このイベントは発生しません。
※引数 Sh: シートを表す Worksheet オブジェクトが渡されますTarget: ダブルクリックが発生したときに、マウスに最も近いセルが渡されますCancel: イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても既定のダブルクリックの操作は実行されません。
・SheetBeforeRightClick 既定の右クリックの操作の前に、ワークシートを右クリックしたときに発生します。グラフ シートの場合、このイベントは発生しません。
※引数Sh: シートを表す Worksheet オブジェクトが渡されますTarget: 右クリックが発生したとき、マウス ポインタに最も近いセルが渡されますCancel: イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても、既定の右クリックの操作は実行されません。
・SheetCalculate ワークシートを再計算したり、グラフでデータをプロットして変更した後に発生します
※引数Sh: シートが渡されます。Chart オブジェクトまたは Worksheet オブジェクトが渡されます。
・SheetChange ユーザーまたは外部リンクにより、ワークシートのセルが変更されるときに発生します。グラフ シートの場合、このイベントは発生しません。
※引数Sh: シートを表す Worksheet オブジェクトが渡されますSource: 変更された範囲が渡されます
・SheetDeactivate シートが非アクティブでになったときに発生します
・SheetFollowHyperlink Excel のハイパーリンクをクリックすると発生します
※引数Sh: 必ず指定します。オブジェクト型 (Object) の値を使用します。ハイパーリンクを含む Worksheet オブジェクトを指定します。Target : 必ず指定します。Hyperlink オブジェクトを指定します。ハイパーリンクのリンク先を表す Hyperlink オブジェクトを指定します。
・SheetSelectionChange いずれかのワークシートで選択範囲を変更したときに発生します。選択範囲がグラフ シート上にある場合は発生しません。
※引数Sh: 新しい選択範囲を含むワークシートを指定しますTarget: 新しい選択範囲を指定します
・WindowActivate ブックのウィンドウがアクティブになったときに発生します
※引数Wb: Application オブジェクトのイベントの場合だけ使用します。アクティブにするウィンドウを表示するブックを指定します。Wn: アクティブにするウィンドウを指定します
・WindowDeactivate ブックのウィンドウが非アクティブになったときに発生します
※引数Wb: Application オブジェクトのイベントの場合だけ使用します。非アクティブにするウィンドウを表示するブックを指定します。Wn: 非アクティブにするウィンドウを指定します
・WindowResize ブックのウィンドウ サイズを変更したときに発生します
※引数 Wb: Application オブジェクトのイベントの場合だけ使用します。サイズを変更するウィンドウを表示するブックを指定します。Wn: サイズを変更するウィンドウを指定します
■シート操作に関するイベント ・Activate ブック、ワークシート、グラフ シート、または埋め込みグラフがアクティブになったときに発生します。同じブックを示す 2 つのウィンドウを切り替えると、WindowActivate イベントは発生しますが、そのブックに対し Activate イベントは発生しません。また、新しいウィンドウを作成するときに、このイベントは発生しません。 ・BeforeDoubleClick 既定のダブルクリックの操作の前に、埋め込みグラフまたはワークシートがダブルクリックされたときに発生します
※引数
Target: ダブルクリックしたときにマウス ポインタに最も近いセルが渡されますCancel: イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても既定のダブルクリックの操作は実行されません。ElementID: ダブルクリックされたオブジェクトが渡されます。次に示すように Arg1 と Arg2 は、ElementID の値により異なります。
・BeforeRightClick 既定の右クリックの操作の前に、埋め込みグラフまたはワークシートを右クリックしたときに発生します。他のワークシート イベントと同様に、ポインタが図形またはコマンド バー (ツールバーまたはメニュー バー) の上にある場合、右クリックしてもこのイベントは発生しません。
※引数Target: 右クリックしたとき、マウス ポインタに最も近いセルが渡されますCancel: イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても既定の右クリックの操作は実行されません。
・Calculate Chart オブジェクトでは、グラフが新しいデータまたは変更されたデータをプロットした後に発生します。Worksheet オブジェクトでは、ワークシートを再計算した後に発生します。 ・Change ワークシートのセルが、ユーザーまたは外部リンクで変更されたときに発生します。セルが再計算時で変更されないと、このイベントは発生しません。シートの再計算をトラップするには、Calculate イベントを使用します。セルを削除する場合、このイベントは発生しません。
※引数Target: 変更された範囲が渡されます。複数のセルを渡すことができます。
・Deactivate グラフまたはブックが非アクティブになったときに発生します ・FollowHyperlink ワークシートのハイパーリンクをクリックすると発生します
※引数Target: 必ず指定します。Hyperlink オブジェクトを指定します。ハイパーリンクのリンク先を表す Hyperlink オブジェクトを指定します。
・SelectionChange
ワークシートで選択範囲を変更したときに発生します
※引数Target: 新しい選択範囲を指定します
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