VBA講座:VBAステートメント一覧




たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書

『たった1秒で仕事が片づくExcel自動化の教科書』(技術評論社)にて、
紙面の都合で書けなかった詳細をこちらで解説します。




■VBAステートメント一覧

■基本ステートメント

AppActivate

アプリケーション ウィンドウをアクティブにします。

 

Beep

コンピュータのスピーカを鳴らします。

 

Const

リテラル値の代わりに使う定数を宣言します。

 

Date

現在のシステムの日付を設定するステートメントです。

 

Declare

ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) の外部プロシージャへの参照を宣言します。モジュール レベルで使います。

 

Deftype

変数、プロシージャに渡す引数、および Function プロシージャや Property Get プロシージャの戻り値について、指定した文字で始まる名前に対する既定のデータ型を設定します。このステートメントは、モジュール レベルで使えます。

 

DeleteSetting

Microsoft Windows のレジストリにあるアプリケーションの項目、または Macintosh の場合にはアプリケーションの初期設定ファイルから、セクションまたはキー設定を削除します。

 

Dim

変数を宣言し、メモリ領域を割り当てます。

 

Enum

列挙型 (Enum) を宣言します。

 

Erase

固定サイズの配列の場合は要素を再初期化し、動的配列の場合は割り当てたメモリを解放します。


Error

エラーを疑似的に発生させます。


Function Function

プロシージャの名前、引数、および本体部分を構成するコードを宣言します。


LSet

文字列変数の値を左揃えにしたり、ユーザー定義型の変数を別のユーザー定義型の変数にコピーします。


Mid

バリアント型 (内部処理形式 String の Variant) 変数の一部を他の文字列に置き換えます。


MidB

バリアント型 (内部処理形式 String の Variant) 変数の一部を他の文字列に置き換えます。


On Error

エラー処理ルーチンを有効にし、プロシージャ内でのエラー処理ルーチンの位置を指定します。エラー処理ルーチンを無効にするときに使うこともできます。


Option Base

配列の添字の最小値の既定値を設定します。モジュール レベルで使用します。


Option Compare

文字列データの既定の比較方法を設定します。モジュール レベルで使います。


Option Explicit

モジュール内のすべての変数に対して、明示的な宣言を強制します。モジュール レベルで使用します。


Option Private

複数のプロジェクト間で参照可能なホスト アプリケーションにおいて Option Private Module ステートメントを使うと、プロジェクトの外部からモジュールの内容が参照できなくなります。単独で Visual Basic を使用している場合など、外部からの参照を許可しないホスト アプリケーションでは、Option Private ステートメントは無効です。


Private

プライベート変数を宣言し、メモリ領域を割り当てます。モジュール レベルで使用します。


Public

パブリック変数を宣言し、メモリ領域を割り当てます。モジュール レベルで使用します。


Randomize

乱数ジェネレータを初期化 (乱数系列を再設定) する数値演算ステートメントです。


ReDim

動的配列変数に対するメモリ領域の再割り当てを行います。プロシージャ レベルで使用します。


Rem

プログラム内にコメントを記述することを示します。


Resume

エラー処理ルーチンの終了後に、プログラムの実行を再開します。


SaveSetting

Microsoft Windows のレジストリ、または Macintosh ではアプリケーションの初期設定ファイルに、アプリケーションの項目を保存または作成します。


SendKeys

キーストロークまたはキーストロークの組み合わせを、キーボードから入力したときと同様にアクティブ ウィンドウに渡します。


Static

変数を宣言し、それらにメモリ領域を割り当てます。プロシージャ レベルで使用します。Static ステートメントで宣言した変数 (静的変数) の値は、プログラムが実行されている間をとおして保持されます。


Sub

Sub プロシージャの名前、引数、およびプロシージャの本体を宣言します。


Time

システムの時刻を設定するステートメントです。


Type

1 つまたは複数の要素を持つユーザー定義のデータ型 (ユーザー定義型) を宣言します。モジュール レベルで使います。


■フロー制御ステートメント

Call

Sub プロシージャ、Function プロシージャ、ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) プロシージャに制御を渡すフロー制御ステートメントです。


Do...Loop

指定した条件が真 (True) である間、または条件が真 (True) になるまで、一連のステートメントを繰り返し実行するフロー制御ステートメントです。


End

プロシージャやブロック (一連のステートメントの集まり) を終了させるフロー制御ステートメントです。


Exit

Do...Loop ループ、For...Next ループ、Function、Sub、または Property の各プロシージャを抜けるフロー制御ステートメントです。


For Each...Next

配列やコレクションの各要素に対して、一連のステートメントを繰り返し実行するフロー制御ステートメントです。


For...Next

指定した回数だけ、一連のステートメントを繰り返すフロー制御ステートメントです。


GoSub...Return

プロシージャ内のサブルーチンへの分岐と復帰を行うフロー制御ステートメントです。


GoTo

プロシージャ内の指定した行に無条件に分岐するフロー制御ステートメントです。


If...Then...Else

式の値に基づいて、条件付きの実行を行うフロー制御ステートメントです。


On...GoSub

式の値に応じて、指定した複数の行のうちのいずれかに分岐させるフロー制御ステートメントです。


On...GoTo

式の値に応じて、指定した複数の行のうちのいずれかに分岐させるフロー制御ステートメントです。


Select Case

条件式の値に従って、複数のステートメント ブロックのいずれかを実行させるフロー制御ステートメントです。


Stop

実行を中断するフロー制御ステートメントです。


While...Wend

指定した条件が真 (True) である間、一連のステートメントの実行を繰り返すフロー制御ステートメントです。


With

オブジェクトやユーザー定義型に対して、一連のステートメントを実行するフロー制御ステートメントです。


■ファイル・フォルダ関連ステートメント

ChDir

現在のフォルダを変更します。


ChDrive

現在のドライブを変更します。


Close

Open ステートメントで開いたファイルへの入出力を終了して、ファイルを閉じるファイル入出力ステートメントです。


FileCopy

ファイルをコピーします。


Get

ディスク ファイルからデータを読み込み、それを変数に格納するファイル入出力ステートメントです。


Input #

シーケンシャル入力モード (Input) で開いたファイルからデータを読み込んで、それを変数に格納するファイル入出力ステートメントです。


Kill

ディスクからファイルを削除します。


Line Input #

シーケンシャル入力モード (Input) で開いたファイルから行全体を読み込み、文字列型 (String) の変数に代入するファイル入出力ステートメントです。


Lock、Unlock

Open ステートメントで開いたファイルの一部、または全体に対する他のプロセスからのアクセスを制御するファイル入出力ステートメントです。


MkDir

新しいフォルダを作成します。


Name

ファイルまたはフォルダの名前を変更します。


Open

ファイルを開いて、ファイルへ入出力できるようにします。


Print #

シーケンシャル出力モード (Output または Append) で開いたファイルにデータを書き込むファイル入出力ステートメントです。


Put

変数の内容をディスク上のファイルに書き込むファイル入出力ステートメントです。


Reset Open

ステートメントで開いたすべてのファイルを閉じるファイル入出力ステートメントです。


RmDir

既存のフォルダを削除するステートメントです。


RSet

Open ステートメントで開いたすべてのファイルを閉じるファイル入出力ステートメントです。


Seek

Open ステートメントで開いたファイルの、次に読み込みまたは書き込みを行う位置を設定するファイル入出力ステートメントです。


SetAttr

ファイルの属性を設定します。


Width #

Open ステートメントで開いたファイルに出力する行の幅 (桁数) を割り当てるファイル入出力ステートメントです。


Write #

シーケンシャル出力モード (Output または Append) で開いたファイルにデータを書き込むファイル入出力ステートメントです。


■フォーム・クラス関連ステートメント

Event

ユーザー定義のイベントを宣言します。


Implements

クラス モジュール内にインプリメントされるインターフェイスまたはクラスを指定します。

 

Let

式の値を、変数またはプロパティに代入します。

 

Load

オブジェクトを読み込みますが、表示はしません。


Property Get

Property プロシージャの名前、引数、および Property プロシージャの本体を構成するコードを宣言します。Property プロシージャを使ってプロパティの値を取得します。


Property Let

Property Let プロシージャの名前、引数、およびプロシージャの本体を構成するコードを宣言します。Property Let プロシージャは、プロパティに値を設定します。


Property Set

Property プロシージャの名前、引数、およびプロシージャの本体を構成するコードを宣言します。Property Set プロシージャは、オブジェクトへの参照を設定します。


RaiseEvent

クラス、フォーム、またはドキュメント内のモジュール レベルで宣言されたイベントを通知します。


Set

オブジェクトへの参照を、変数またはプロパティに代入します。


Unload

オブジェクトをメモリから削除します。



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