定型作業だけではなく、その場限りのスポット作業でも大量の手間がかかる作業についてもサッとマクロを書いてしまうほうが遥かに早く、楽に、正確に完了することはたくさんあります。 例えば1000行もある既存の表に、一行おきに新しく一行ずつ行を挿入しなければならないようなケース。 次の数行のプロシージャを書いて実行すれば瞬殺です。 Sub 新規行挿入() Dim i As Long For i = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row To 2 Step -1 Rows(i).Insert Next iEnd Sub これを書く所要時間は実に20秒です。 手作業でやるとしたら次のテクニックがおすすめです。 A列からE列までの表に、一行おきに新規行を挿入したいとします。 1.F1セルに1、G2セルに1を入力。(入力するのは1じゃなくても何でもいいです。) 2.範囲[F1:G2]を選択して、表の下端行までコピー。F列とG列に、交互に空白セルがある状態になっていればOKです。 3.F列とG列を選択して、Ctrl+Gで「ジャンプ」を起動→「セル選択」をクリック→「空白セル」を選択してOK。 4.選択されたいずれかのセルの上にカーソルを合わせて右クリック→「挿入」→「行全体」を選択してOK。 楽する方法はいくらでもあるんです。 単純作業に、間違っても根性発揮しないようにして下さい。会社が潰れます。 『たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書』執筆陣が自ら直接指導。 実務直結・一日集中・受講後無期限サポート付きのマクロVBAセミナー 合わせて読みたい [関連記事]